植え付け前の畑の準備!酸度調整、土壌改良、元肥が土づくりの基本です
こんにちは!
ミニバンが菜園作業車たかみんです。
土で汚さないように農機具を運ぶのも結構苦労します…。
現在、ポット蒔きにて、葉物野菜やスナップエンドウなどを育苗中ですが、
順調に生長すれば、4月上旬の植え付けを予定しています。
⇒ スナップエンドウの発芽率95%!?室内管理はラクでいいです
ということは、そろそろ植え付けのための畑の準備を始めなければいけません。
が、昨年の菜園作業で使い切ってしまっていたり、残り少ないものもあるので、
まとめて購入するため、ホームセンターに行ってきました。
苦土石灰、牛ふん堆肥、化成肥料が私の土づくりの基本です
植え付けのための畑の準備として、一般的に、以下の三点を考慮した土づくりが重要です。
1.酸度調整
「日本の土はほぼ酸性土壌」と言われており、
多くの土壌pHは4~6を示すことが多いようです。
しかし、野菜には、それぞれに生育に適した土壌pHがあり、
多くがpH6前後です。
この酸性土壌を中和するために石灰分を足すのですが、
一般的にHCなどで多く売られているのは、「苦土石灰」「有機石灰」でしょうか。
「苦土石灰」:マグネシウムを含む石灰岩から作られたもの
「有機石灰」:貝や卵などの殻を粉末にした動物由来のもの
私は、特に有機栽培に拘っているワケでもないですし、
なにより安価なので、苦土石灰を使っています。
ちなみに、土壌pHを測定出来る「土壌酸度計」なども、HCで手軽に購入出来ます。
今のところ、土壌pHに起因してそうな生育不良を感じないので、私は持ってませんが、
栽培予定の野菜が、酸性を好む野菜なのか?アルカリ性を好む野菜なのか?
しっかりと事前に確認して、散布量を調整するように心掛けています。
2.土壌改良
私が利用している市民農園の土は、前の方がしっかり管理されていたおかげか、
粘土質でも砂質でもなく、比較的、野菜作りがしやすい土だと思います。
その一方、庭の菜園スペースの土は、さらさらとして水捌けがいい砂質の土で、
思ったように野菜が生長してくれないことが多いです。
元々の土の性質も重要ですが、一般的な農地であっても、野菜を作り続けていると、
土壌の構造バランスが崩れてきて、水捌けの悪い土になるようです。
そのため、通気性、保水性、排水性のいい団粒構造の土にするため、
土壌改良資材の投入が必要となります。
土質にもよりますが、物理的な土壌改良材として使われることが多いのは、
「完熟堆肥」「腐葉土」でしょうか?
「完熟堆肥」:動植物由来の有機物がよく分解・発酵したもの
未熟なものは、発酵が進む際に、作物の根を痛めたりするので使用しない。「腐葉土」:主に落ち葉が堆積し、発酵したもの
私は、「完熟牛ふん堆肥」と「自家製堆肥」を使っています。
⇒ コンポストで自家製堆肥と生ごみ減量!一石二鳥で家計も助かります
なお、「牛ふん堆肥」は、肥料成分が少ないため、主に土壌改良材として使われますが、
「鶏ふん堆肥」「豚ふん堆肥」などは、土壌改良としての効果は少なく
肥料として使用されることが多いようです。
3.元肥
「元肥(もとごえ)」は、植え付け前に漉き込む肥料です。
有機質肥料としては、「油かす」「魚粉」「骨粉」「鶏ふん」などなど。
化学肥料としては、「化成肥料」「液体肥料」も種類も色々。
私は、一般的な「8-8-8化成肥料」と「鶏ふん」、あれば「米ぬか」を使っています。
私の菜園師匠、父曰く、「米ぬかを入れると野菜が甘くなる」とのこと。
ただ、米ぬかそのものは未発酵なので、
野菜の生育に悪影響を与えないように、
少量を漉き込み、二週間程度置いて馴染ませるように気を付けています。
米ぬか、油かす、魚粉などを発酵させた有機肥料「ぼかし肥料」でも作った方が
もっと有効に使えるんでしょうけど…。
もっとやる気?が出たら、「ぼかし肥料」にもチャレンジしてみたいです。
「完熟牛ふん堆肥」「発酵鶏ふん」を購入。いつでも耕せます
今回は、「完熟牛ふん堆肥」を4袋、「発酵鶏ふん」を1袋、購入しました。
(苦土石灰、化成肥料は大袋が購入してあるので、まだまだ充分足りそうです)
市民農園の一区画は、約33㎡。
堆肥の投入量の目安としては、2~3㎏/㎡と言われています。
よって、必要量は、
33㎡ × 2~3㎏/㎡ = 約70~100㎏
私が購入した40L入りの「牛ふん堆肥」は、15㎏換算とすると、4~6袋分。
(保水性にもよるので一概には重量換算出来ないようです)
通路部分まで耕す気力もありませんし、4袋で必要十分と考えました。
「発酵鶏ふん」は、元肥と追肥、両方に使用予定です。
非常に安価で使いやすいのが、一番のメリットですが、
発酵済みとはいえ、「牛ふん堆肥」に比べて臭いがあるのが難点…。
すでに物置に鶏ふん臭が充満していて、家族から抗議が来ること必死です(苦笑)